公立中は期末テストが終了し、答案が返却されました。私立中や高校生はテスト期間の最中ですね。
さて、今回は公立中の期末テスト結果から、特に数学に絞って振り返ります。
銀座中は各学年とも基本から応用までバランス良く出題され、対策もしやすかったのではないでしょうか。1年生は中学校で最初のテストともあって、教科書の用語が多く出題されました。計算が苦手でも覚えれば取れる、という救済措置のようなもので、今後も出題されるかは分かりませんが、ここは確実に得点したいですね。
晴海中は中1と中3で似た内容の暗号読解の問題が出題されました。特に中3は膨大な情報を整理していく能力が求められましたが、簡単なルール等を正確に理解すれば、特に数学の問題ではなく、パズルのような問題も多かった印象です。ただし、時間が不足して読みこなせなかった生徒、初めての形式に戸惑い、解くのを諦めてしまった生徒が多かったようです。一方で中2は基本問題中心で、100点の生徒も出ました!簡単なミスをしなかったことが素晴らしい!!
今回、教科書や指導要領の改訂のため、両学年で同じ“素因数分解”を扱ったことも要因にありますが、全学年を通してこのような情報処理能力を求める問題を出題したことは、今後へのメッセージでしょう。都立入試は各教科で与えられた条件、グラフや表の数値を自ら活用して解答する能力が必須です。普段演習しているテキストや問題集では、このような問題は少ないですが、我々塾としては、
①表面的な理解でなく本質を理解させ、定着を確認する
②問題が無ければ作成して対策する
この2点を念頭に置いて指導にあたります!