こんにちは。久しぶりに中学受験について。
中学受験算数では、特殊算と言われる様々なタイプの文章題があり、
これらをビジュアル化してイメージしやすくするツールとして「線分図」「面積図」があります。
例えば面積図を利用すると、図示することで図形の問題に置き換えて考えることができます。
ですが、中学校に進学すると「方程式」の出現により使用することはなくなります。
方程式の方が便利だからです。
では、中学受験で「方程式」を使用するのはNGでしょうか?
入試問題でのルール的には禁止されている学校は無いと思います。
「方程式」の使用にはメリットもある反面、デメリットもあります。
【方程式使用のメリット】
①様々な特殊算ごとに図を使い分ける必要がない
②解にたどり着くまでのスピードが速い
【方程式使用のデメリット】
①立式によっては負の数(マイナス)が出てくるので負の数の計算も理解する必要がある
②文章題で問われていることをイメージする力が育たない
よって私は生徒によって解法を分けて指導します。
くもん等で中学校レベルの計算まで予習が進んでいて、
かつ「線分図」「面積図」等での解き方も理解している生徒には「方程式」による指導も有効です。
あくまで便利ツールとして。
生徒によってその時点での学習到達度、あるいはどのレベルまでを目指すのかも異なりますので、
その見極めも重要になってきます。
算数特訓コース、まだまだ募集中です!